うしにひかれて

最近すっかりポケGO日記

シン・ゴジラの時代設定を常盤街区再開発プロジェクトと統合幕僚長が陸将だったことから試算してみる

 ビルマニアなみなさまが指摘しているのは、東京駅周辺に今はまだ存在しないビルが建っているということ。

2027年開業予定の「常盤街区再開発プロジェクト」

        PDFが開きます↓

http://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec150831_tb_390.pdf#search='%E5%B8%B8%E7%9B%A4%E8%A1%97%E5%8C%BA%E5%86%8D%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88'

 

 つまり、あのゴジラが出現するのは2027年以降ということになる。

 そこで、自衛隊な人としては、統合幕僚長が陸将だったことから、年代の範囲を絞れないか検証してみようと思う。

 統合幕僚長は2006年の自衛隊法改正を受けて設けられたポストで、歴代の任期はおおよそ2年。誕生日が定年なので、微妙に違う。そして、ここまで陸自出身、海自出身、空自出身者、または陸、空、海の順番で回っている。

 今の統合幕僚長は河野海将で1954年11月28日生まれ。定年は62歳なので今年の11月には次の統幕長に変わる。

 順番通りにいくと、次は陸出身者になる。

 そして、シン・ゴジラの財前統幕長は陸将だったので、順番から考えて常盤街区プロジェクトが開業する2027年以降、最初に陸将の統幕長が就任する可能性があるのは2028年。任期2年であることを考えると、ゴジラが上陸した可能性があるのは最速で2028、2029年。その後となると更に6年後あるいは7年後ということに。

  

 いやぁ、重箱のすみをつっつくみたいな検証ができたりするからみんなシン・ゴジラが好きなんだろうなぁ(突然ひとごと)

 

 

 

 

またシン・ゴジラ (ボクは予備自衛官。モスは有線通信の5モス)

 さすがにもうネタバレOKだろう判断がSNSでは大勢を占めているように見受けられるので、こなだ書いた奴を広げて、もういっかい書いておこう。

 

 まえのはこれ。

zenjyubow.hatenablog.com

 

 

 対ゴジラ戦に向けて、東部方面総監を指揮官とした統合任務部隊が編制された。

 

 基本の「き」として、自衛隊というのは、陸、海、空に分かれていて、じつはあまり有機的に機能するようになっていなかった。2006年に改正された自衛隊法によって、陸、海、空三幕僚長の上に統合幕僚長がおかれるようになって、法的にも三自衛隊はひとつになれるようにはなった。なったけど統合訓練はまだ全然十分じゃないと思われる。

 

 シン・ゴジラの大きなコンセプトに多大な影響を及ぼしている東日本大震災での災害派遣は、いままでで最大規模の統合任務部隊により実施された。

 もちろん取材の成果だろうが、今回のゴジラ対策も統合任務部隊で、前方指揮所のトップは編成された戦闘団長が務めていた。

 

 実際の自衛隊に戦闘団というのは、平時には存在しない。

 

 基本の「ほ」なのでこれは読み飛ばしても大丈夫だけれど、陸上自衛隊の組織は大きくいうと、方面隊の下に師団または旅団があって、各師団(または旅団)の下に、普通科(歩兵)施設科(工兵)特科(砲兵)機甲科(戦車兵)などなど職種ごとの部隊があって、普段は連携して訓練していない。つまり、普通科普通科だけ、特科は特科だけで訓練している。

 もちろん戦闘にはすべての職種がひとつの戦闘団となって運用されなければならないが、師団というくくりは多分にお役所的管理発想でわけられてるので師団まるごとで動くような編成になっていない。

 

 いざ!というときにたとえば今回のように第32普通科連隊を主とした戦闘団を編成することになる。

 つまりピエール瀧さんの本業は第32普通科連隊長であって、タバ作戦を実行するにあたって編成された戦闘団長として任命されたのである。(49歳で普通科連隊長なら定年までに余裕で将補になるんじゃないかなぁ(^^;特に今回の実績があるのでうまくいけば陸将にもなるぞきっと。32普連は、ボクらが現役のころは同じ駐屯地にいたんでちょっとシンパシーを感じる)

 でも戦闘団長の指揮権が及ぶのは陸自部隊までなので、静岡の高射特化には命令できるけど、航空自衛隊の部隊には統合任務部隊の長である東部方面総監からしか出せない。

 

 えらく細かい取材に基づいてシナリオが作られていることが容易に想像できちゃうねぇ。

 

 と、グダグダと書いてきたが、せっかくここまで取材してるのに、前方指揮所で使ってる電話古くて残念! コータムが前線で活用されてないような表現があって、通信科隊員は悲しいよ!という細かいつっこみがしたかったのであった。

 

 

 

 

シン・ゴジラ 大きなネタバレはありませんが、情報遮断中の方は読まないでくださいね

 シン・ゴジラである。

 なんでみんなこんなに盛り上がってるんだ?

 なんでみんな語りたい!でもネタバレやばい!ってなってるんだ?

 と、公開以来思っていたことへの勝手な解釈は昨日書いた。

zenjyubow.hatenablog.com

 一晩経って、これさえも、なんでみんなの一翼を担っていると自分で気づいた。

 なるほど、語りたくなるような映画だったんだ。

 

 そして、ネタバレを気にしながらもいろいろ書いてる人たちのものをざっと読んで回った。テンションが高い。凄いなぁ。

 

 

 

 個人的な感想としては、面白かった。以上!

 で終わらせておくけれど、おおきな括りで自衛隊の人としてふたつだけネタを書いておく。

 

 取材しまくりな感じが出ていたが、特科の弾着カウントダウンは初めて聞いた。

 わしらのころは「だんちゃ~~~~く、いま!」ってやってたんだよね。

 今はカウントダウンでいま!って言うんだ。と取材されて作られた映画から自衛隊の事を知る予備自衛官(^^;

 

 あと本業の通信ネタを。

 多摩川べりの前方指揮所のシーン。

 二度ほど携帯無線機を背負った隊員が画面に映る。

 戦闘団が編成されて指揮所が開設されるのと同時に通信大隊が通信系を構築するはずだから、指揮所に携帯無線機を背負った隊員がうろうろしているのに違和感を覚えた。

 実際に戦闘団長は電話を使ってたしね。

 あれはどこの隊員って想定だったのかしら。それと一瞬だったんで特定できなかったんだけど、コータムじゃなかったよなぁ。もちろん85式ではなかったけど、なんとなくシルエットは携帯無線機1号に似せてあったような。

 T11っぽい受話器も出てきたけど、こっちと一緒にBD待ちかなぁ。取材のときコータムも電話機も最新機材は見せてもらえなかったのかなぁ~。

 

  と、些末なネタを書きたくなるくらい訴えてくる映画だったんだねぇ。

 映画を観て、あーだこーだとごたくを並べるのを良しとしない自分だと思っていただけに、これはびっくりな体験。

 見たら語りたくなるって凄いよなぁ。

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

シン・ゴジラ  ネタバレを気にしまくるネット民の行動原理(とかそんな大層な話でもないけど、そんな奴)

パンフレット 映画「シン・ゴジラ」|東宝WEB SITE

東宝のパンフにはオビ封が写っていないので、アマゾンでふざけた値段で売ってるとこをいくつかリンク。

 

  850円のパンフでこんな商売するもんかねぇ。

 あぁ、また話が逸れた。

 

 

 シン・ゴジラです。

 もうこの界隈ではみんなが観てます(^^;

  絶賛して何度も観に行ってるような人ばっかりです。

 興行収入もいいらしいです。

 ただ、もう、なんちゅうか、ネタバレを気にする発言ばかりがSNSで発信されてます。

 バレて困るネタなんてあるのかしら?

 これはパンフのオビ封「ネタバレ注意」にみんな踊らされてるんじゃないの?

 

 勝手な想像だけど、今回プロモーションにも大きくかかわってるらしい庵野総監督、当然このオビ封も狙ってやってるよね。

 そしていいお客さんたちは、ネタバレしちゃダメなんだ!と刷りこまれちゃって、みんな早く観て一緒に語ろうぜ!あれもこれも話をしたいんだよ!でもオフィシャルがネタバレ注意!って言ってるから表だって書けないよぉ!

 

 というような現象が今起こっているのではないかと(^^;

 

 悪意をもってネタバレ注意を受け取った人たちは積極的にネタばらしに走りますが、それってつまり映画のプロモーションの片棒を担いでいるわけで(^^;

  バラしてもバラさなくても広がる口コミ。

 結局は総監督の掌で踊らされているという。

 恐るべし!庵野秀明!ということなんじゃなかろうかと、そいう話でした。