うしにひかれて

最近すっかりポケGO日記

ユーフォ―テーブルの脱税報道を受けて

ツイッターではさまざなアレやコレやが出てきてますが、あの会社の初の元請けTVシリーズ「住めば都のコスモス荘」が好きという有名クリエイターのツイートがバズってました。

 

これです(^^;

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同時期に、同じP、同じ幹事会社で1シリーズやってたので、コスモス荘の制作状況なんかをいろいろ聞いていて、更には作画は凄いからってんでサンプル商品を全巻頂くことになったので、OAは見てなかったのに、結局全話見るという流れ。

 

まぁ、なんだ、いろいろアレだが、このあたりの一連の作品はBDボックスにして欲しいことよ。わしらのやったのも含めて。

声優オーディション(クリスマスの想い出)

 もうずいぶん昔、といってもキャスティングは音響監督の意向が絶大!というほどの昔ではない頃のこと。

 あの日もクリスマスだった。

 

 とある原作ものの主役を決めるのに、オーディションをやった。

 日常的にオーディションはあるので、特別なことではなかったけれど、そのときは原作者がどうしてもこの人に!という人気声優がいて、制作側は、原作者がそこまでいうならそのイメージなんだろうけど、とりあえずその人を含めて、何人か声を出してもらって実際に聴いてみようという、成立経緯がちょっとだけ特別なオーディションだった。

 そのときスタジオに来てもらったのは四人。

ひとりは、原作者推し。

ふたりは、音響監督推し

ひとりは、シナリオライター推し

監督は、具体的なイメージがないから、声を聴いて意見を述べるという方針。

 

 原作から著名なシーンを抜き出して、オーディション用の原稿を用意した。

 

 ブースに入ってもらうのはもちろんひとりづつだけれど、四人とも一緒にスタジオに来てもらっていた。

 

 さて、実際に声を出してもらうと、原作者推しの方、もう自分でイメージを固めてきているらしく、安定した演技。

 でも、人気になった役柄から遠く離れたイメージのお芝居だった。

 さすがに原作者も、これじゃないと思った模様。

 オーディションには原作者の意向をまっこう否定する意図はなく、その人が合うならそれでいいけど、一応、他の人のイメージも聴いてもらおうよというのが現場の雰囲気だった。

 ブースのこっち側で、監督以下微妙な空気。

「こういうイメージですか?」

「いや、ちょっと…」

「もう少し、低めにしてもらいましょうか」

「そうですね」

 こっち側の意見をまとめてブースの中に伝える。

『わかりました』と返事が来たので、REC。

 でも、同じ芝居をしてくる。

 

 結果、原作者もイメージとだいぶ違うので他の方でということになった。

 

 あのとき、あの役者さんは「この演技以外では受かりたくないし、自分のプランを変えるくらいならこの役はいらない!」とでも思っていたんだろうか…

 ときどきこのときのことを思い出すのは、もうあれから十年以上経っているけど、その方がまだまだ第一線で活躍を続けていて、記事などを見かけるからなのであった。

 

 キャストは音響監督推しなうちのひとりに決まった。

 じつはあれ以来、原作者推しな方とはご縁がない(^^;

 あ、別な音響監督の結婚式で一緒になったことがあったか。でも仕事では、オーディションでも会う機会がない。

 

 クリスマスになると、ああ、あれはクリスマスだったなぁと(^^;

  

 

1998年ガイナックスからもらった年賀状

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98年だと(C)にまだテレビ東京が入っているよ(^^;

でもって原画が摩砂雪さんだよ(^^;

 

当時、創業以来はじめての円満退社社員と言われていたので、辞めたあとも年賀状もらってたんだね(^^;

声優のギャラの話 浅野真澄さんのツイッター発言

一週間くらい前のツイート。

 

 

 

音声連所属の声優さんたちは、ランクに応じた最低ギャラが決まっている。

新人はジュニアのランクで2年間はどんなに売れっ子でも1本、うん万円。

 

って、実状暴露のネタではない。

 

昔、監督のニーズでランクなしの声優さんに仕事のオファーをしたら、1本150万円ならという回答をもらったことがある。

音響制作費がふっとぶ金額で先方もとうぜんそれは理解しているはずなので、つまり「この仕事はお断りします」という婉曲表現なのだと受け取ったが…

 

安すぎる230万円は、われわれが無理それ!って言うギャラの更に上なのに安すぎるのである。

 

いや、まぁ、アニメーターの問題も大概だが、だいぶシステムが進んでいる声優さんでもなかなか大変。

 

でも、それってアニメの話で、ナレーションとかCMとかは別だかんね。

売れっ子になったら、ちゃんと家が建てられるくらい稼げるのは芸能人の常。

アニメーターは…そんな道も、ほぼない(--;

池田秀一さんと黒田崇矢さんが鬼平で同じ役をやってたって知ってた?

 さて、まさに今、アニメ版がOAされている鬼平犯科帳

onihei-anime.com

 

 いわずと知れた、池波正太郎の時代小説。

 過去に何度も実写化されてます。

最初は八代目松本幸四郎…わかりやすく言うと、松たか子さんのおじいちゃん。

二人目が丹波哲郎

三人目、萬屋錦之介

そんでもって、こないだラストってことで制作が終わった四人目中村吉右衛門

 

 一人目の松本幸四郎版、2シーズン目の「新・鬼平犯科帳」いまは71年版と呼ばれているシリーズの11話「女賊」で池田秀一さん。

  吉右衛門版の第2シリーズ10話「女賊」で黒田崇矢(当時は黒田隆哉)さん。

 

 同じ幸太郎役をやってるんですよ。

 

今更ですがお二人のプロフィール。

 池田秀一さん

http://haikyo.co.jp/profile/profile.php?ActorID=10587

 

 黒田崇矢さん

http://www.axl-one.com/talent/kuroda.html

 

 お二人とも公式プロフィールには載ってません(^^;

  今や人気声優でかっこいい系が多いお二人ですが、幸太郎は、女盗賊にメロメロにされちゃう手代の役です。

 

 アニメ鬼平が続いて「女賊」を作る機会が来たら、幸太郎は池田秀一さんにお願いする!ということを考えるPがいないかなぁ~。

 さすがに黒田さんは渋くなりすぎて、メロメロ手代はきびしかろうが…池田さんなら(^^;

 

 

 

 

 

 声優さんとは関係ないけれど、逆に違うシリーズで同じ役をやってるってパターンもあるのです。

 池波志乃さんが萬屋錦之介版と吉右衛門版で「猫じゃらしの女」のおよねを二度演じてます。

 

 

 

 

アニメ業界の片隅に生息してるから『この世界の片隅に』くらいは劇場に行かないといけないんじゃないかって気分になった

konosekai.jp

 

  基本的にSFの国の人だし、ファンタジーも好む元陸上自衛官、現役の予備自衛官でもあるけど、ミリタリーの人ではないせいか、戦争モノは好んで見ることがない。

 特に、二次大戦モノはバイアスかかりまくりな作品が多いって印象(これも偏見なのかもしれんが)をもっている。

 つまり、いまのネットでの盛り上がりがなければ、お金を払って劇場には決して見に行かないタイプの作品だった。

 

 しかし、さすがにここまで盛り上がってると、打ち合せの場で話題にもでるし「いやぁ見てなくて」と流すのはヤバい!という事情もあって。

 見た。

 

 シン・ゴジラのときは、久しぶり見た映画を語りまくりたい衝動に駆られたけれど、こっちは…見ましたと主張しないかな…。

 他の人の感想が気になって、検索してみたけれど、シンゴジと違って、めちゃくちゃあちこちで語られているわけでもないようだ…。

 そっかぁ。

 とりあえず、のん(本名:能年玲奈)さんがすげぇ!という感想を置いておく。

 劇場アニメでタレントさんがキャスティングされると、もうそれだけで見に行かない派なわしも、この人は、ちょっと違う次元かなと思った。

 スチームボーイ小西真奈美さんのときは、研究して声優の芝居に寄せてきていたので、まったく違和感がなかったし、むしろ好ましいくらいだったけれど、それ以外はほんとダメ。正直なところ王立の森本レオさんでもダメだった。

 でもこの作品は、そういう話ではなかった。

 このキャスティングありきだったんじゃなかろうかと思えるほど、作品を引っ張っていた。

 あまちゃん全然見てなかったけれど、ちょっぴり後悔。