しばらく前にこんなのをエントリーをした。
すると、グーグル検索からのアクセスが急増。いまだにこのブログの記事中一番アクセス数が多いという状況。
なので投げ出しっぱなしにしないで、再度チャレンジ。
タバ作戦で前方指揮所にいた戦闘団長、西郷1佐は将来的に陸上幕僚長まで昇進できるかどうか検証。
まず、作中でも描かれている通り、戦闘団長である西郷1佐は第32普通科連隊長が常の職だった。
1等陸佐の定年は56歳。
シン・ゴジラのことだから、きっと設定では西郷1佐の年齢も設定されているとは思うのだけれど、作中では不明だったので、演じていたピエール瀧さんの実年齢49歳を彼の年齢とした場合を検討。
49歳で普通科連隊長はなかなかの出世コースではあるのだけれど、すごい出世した人とまでは言えない。
防大出身者しか陸幕長になれなくなって以降の何人かの陸幕長経験者プロフィールをチェックしたところこんな感じ。
45歳 普通科連隊長
45歳 戦車連隊長
46歳 普通科連隊長
45歳 特科群長
42歳 普通科連隊長
47歳 普通科連隊長
こんな年齢で部隊指揮官を経験したのち、全員陸幕の××課長へ転出。
5~6年以内に陸将補へ昇進している。
やはり49歳で32連隊長は陸幕長出世コースにはちときつい。
しかし西郷1佐は定年前に陸将補になれる可能性を残していると考えられる。
仮に5年で昇進したとすると、54歳で陸将補。
陸将補から陸将への昇進は早くて6年かかるので、陸将になれたとして60歳。
1等陸佐から陸将補になった時点で定年が60歳になるが、残念、昇任した時点で定年を迎えてしまう。
さて、ここで東日本大震災で統合任務部隊の指揮官を務めた、当時の東北方面総監のことを思い出してみましょう。
それまで東北方面総監から陸上幕僚長になった人はいなかった。
しかし、自衛隊法改正後、最大規模の統合任務部隊の指揮官になり、その任を全うしたことにより、60歳定年だと思われていた総監は陸上幕僚長に就任したという実績がある。
翻って西郷1佐。
自衛隊創隊以来初の防衛出動に於いて、戦闘団長を務め、ゴジラは倒すことはできないまでもその任を全うした人です、人事考査に影響がないはずがない。
結論!
年齢はギリだけど、きっと11年後、陸上幕僚長に就任すると考える!
だって、ゴジラと戦った連隊長が、陸自トップにならないなんて、どう考えてもダメだよ(^^;