会社で借りてる物件は、契約が二十年以上前なので、独立前に勤めていた会社のボスに保証人をお願いして、いまも2年ごとの契約更新時にハンコを押してもらっている。
ひとさまに保証人なぞお願いしているんだから、自分も還元せねば的な考えで、昔の同僚がトランクルームを借りるとき、保証人になった。何年前のことだか記憶の彼方だけど、こっちは契約更新時に連絡があったりはしなかった。
それが、先日、不良債権回収を主業務にしていると思われるところから連絡があった。
「おめぇ保証人だろ。契約者と連絡がつかなくなって10か月経ってっから責任とれ!」というような内容をオブラートにくるんだ口調で言われた。
合計25万円ほどの未払いらしい。
契約者と連絡がつなかいのはこっちも一緒だが、もちろんそんな状況だから連帯保証人であるところのわしに電話が来たんだよな。
もう、こればっかりはどうにもならないので、未払いを清算して、トランクルームの天井まで届くほど積み上がったでかい段ボール箱108箱+ゴミを運び出した。
台風接近の中、肉体的にも精神的にも地獄のような作業。
そして、ふくらはぎが肉離れをおこして、それから4日、身動きができないという体たらく。
地獄のあとにまた地獄。
昔の人は良いことを言ったなぁ。
「他人の保証人にだけはなってはいかん! 決してハンコを押したらダメ」
いや、まぁ、わしもそれを他人にお願いしてんだけどさ。
うちの保証人さまにだけはこんな思いをさせないようにせんといかんと、誓いを新たにするのであった。