うしにひかれて

最近すっかりポケGO日記

平成12年の今日が創刊日だった《マンガの編集者をしてたこともあるのです2》

 事務所の片付けをしていたら、額装された告知ポスターが出てきた。

 

 

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 告知ポスターに使わせてもらってるのは石田敦子さんのラフ画。編集長から「急遽ポスターを作る予算が確保できたけど、使える絵がない。石田さんのラフをデザイン処理で使わせてもらいたい!って交渉して」ってなことを言われた結果がこのポスターだった筈。

 さすがに16年前のこと、記憶が曖昧だけど、当時の気持ちとしては、せっかく編集者稼業に手をだすならば、芦田さんの『暴流愚』以外にも、なにかやっときたいと思ってたのではないか。

 そこで「知り合いのアニメーターさんにマンガを描いてもらう」というのを自分のコンセプトにした。とは言っても、さすがに原稿を描いたことのないアニメーターさんにいきなり連載しませんか?というプレゼンをするには、自分の編集者スキルがなさ過ぎて無理なので、以前に描いたことがある人からという縛りにした…んじゃないかなぁ。

 ポスターに芦田さんの名前がないってことは、石田さんの『いばら姫のおやつ』の方が企画としては先だったのか? 

 石田敦子さんは、当時うちの会社の近所にお住まいで、たまに遊びに来られてたりしてたのがきっかけだったか…。たぶん、とか、…思うばっかりになるけど、当時角川で連載されてた作品が終わって、次の連載が決まっていないというようなタイミングで「新雑誌できるんですけど、なにか描きませんか?」というアプローチをした…んだよなぁ、きっと。

 ポスターにある『ジオブリーダーズ File-X』というのは編集長発信のアイディア。OURs本誌の看板作品のひとつ『ジオブリーダーズ』はアニメ化もされていて、そのアニメはオリジナルストーリーだったけど原作の方でもアニメのエピソードがあった前提でエピソードを取り込んでいた。ただアニメでも原作でも触られていない時間軸が存在するので、そこを埋めるマンガを誰かに描かせたい!ということだった…いや、最初っから今掛勇さんでこのネタをやりたいけどどう思う?という話だったかも。

 ボトムズのコミカライズがかっこよかったんだよね。

 

 パラパラといろいろ思い出すけど、自分の記憶に自信がまったくない。

 ほんとは、プロフィール語りの一環で、TDLで船長さんをやってたこともあるんだよ!というネタを書くつもりだったのだけれど、今日が7月21日だったばかりにこんなことに(^^;