うしにひかれて

最近すっかりポケGO日記

ニフティ売却報道に触れて突如よみがえった記憶

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 ニフティは、日商岩井富士通がはじめたパソコン通信のサービスがそもそもの母体だと思うのだが…

 ニフティ以前からパソ通してた化石世代なので、それがらみで語るのはまた別の機会にして、いま思い出しのは、日商岩井

 いまから20年も昔。

 日商岩井の子会社の更に下請と名乗る、携帯サービスの企画をやってる人というのを、紹介された。紹介すると言ってつれてってのは近所のアニメ制作会社のPで、いまとなっては何故わしを連れていったのか謎。

 

 携帯サービスって、いまどきでいえばアプリの企画ってとこだと考えていただければそんなに的外れでもない。

 

 で、話はこうだ。

「リング、らせんなどの鈴木光司さんから許諾をとったので、携帯サービス限定でオリジナルのストーリーを作る。そのアイディアを出せ」

 なんだか胡散臭い。

 胡散臭いながらも、当時はヒマだったし、いまほど携帯電話が普及もしていなかったけれど(個人的にはポケベルの企画を出版社に持ち込んだりしていた)携帯電話で商売はやっとくべきって思ってたので、ひきうけた。

 

 なぜかいつも打ち合せ場所は神谷町あたりの喫茶店だった。

 アイディアを求められたのだが、そもそも携帯で「リング」と「らせん」の続編を勝手にやるってこと以外は向こうもノーアイディアだった。

 

 まずは、続編をどんなものにするかというところからスタート。

 ビデオテープで広がる呪いという本家のアイディアから単純に発想して、そろそろサービスがはじまっていた携帯メールで呪われるというネタを書いた。

 

 あれ?秋元御大の「着信アリ」のぱくりじゃね?と思ったあなた、残念。あれの発表より7~8年前のこと。しかも、まだ携帯電話のメールに画像添付できないような時代だから、ネタがこっちの方が乏しい。

 

 このアイディアに原作者さまからOKがでたそうで、システムが確定しないまま、とりあえず小説形式で、そのネタを書けということになった。

 

 書け!っておいおい、ギャラの話がまだだよ。

 ってか、いままでの分だって、サービスにするにはけっきょうなネタだししてるぞというのを話しあう場を求めた。

 

 するってぇと、この話はなかったことになったのであった。

 

 今ならツイッターで実名あげて拡散しちゃうよね(^^;